「乱張り」って何?「乱形石張り」の知識と活用法

はじめに

みなさんこんにちわ!

神奈川県横浜市旭区の造園会社(株)グリーンプランニング(グリプラ)が定期的に掲載しているグリプラコラムです。

当コラムでは、実際にお客様から寄せられたお悩みを基に、お庭に関するお悩みを解決するべく書かせて頂いております。

今回のテーマは「乱張りって何?」という事で、「乱張り」をテーマにコラムを書かせて頂きたいと思います。

お庭の外構を検討した方なら一度は「乱張り」や「乱形石張り」という言葉を耳にしたのでは無いでしょうか?

「乱張り」はお庭を彩る上ではとても大きな存在だと言えます。様々な色や活用法でお庭を彩ってくれます。

今回はそんな「乱張り」について出来るだけわかりやすく解説していきたいと思います。

現在、お庭に関してお悩みを持ってる方のお力になれたら良いなと思います!

それではよろしくお願いします!

この記事はこんな方にオススメ

・お庭の外構デザインを検討中

・乱張りについて知りたい

・乱張りの色んな活用法が知りたい

乱張りとは?乱形石張りとは?

乱張りとは、外構におけるデザイン方法の一つ。乱形石張りを略して「乱張り(らんばり)」と呼ぶ。

乱形石をお庭に配置する事によって、様々な形でお庭を彩る事が出来ます。

ちなみに、石を貼るんだから「乱貼り」じゃ無いの?と思う方もいるかも知れませんが、造園業界では基本的には地面に施工する場合は乱張りと呼び、壁などに施工する場合は乱貼りと呼びます。

両方とも読みは一緒ですし、線引きは業者様によって異なったり結構曖昧なので、どちらでも構いません。

乱形石とは?

山から採取した自然材料で、大きさや形が1枚1枚バラバラなのが最大の特徴です。

自然材料なので、大きさだけではなく色も厚さも1枚1枚異なります。

ある程度の色の分類はされていますが、全く同じ色で全てを揃える!なんて事は難しいです。

採ったままのバラバラな形の石を「乱形石」と呼びますが、対照的に四角く綺麗に切り出された石は「方形石」と呼ばます。

たまに勘違いされている方もいらっしゃるのですが、

「乱形石」という石の種類ではなく、石の形を指して乱形石と呼びます。

なので、ジャワ鉄平(石の種類)の乱形石とかエルドラドクオーツ(石の種類)の乱形石など、「種類+形」で呼ぶ事になります。

乱形石の種類

乱形石には様々な種類がございます。各種類によって原産地や色・風合いが異なります。

今回はエクステリア商品の卸販売をしている”株式会社メイク”さんの商品を参考に、よく使われる3種類をご紹介していきたいと思います。

メイクさんのHPにはさらに種類が載っておりますので気になる方はそちらをご覧下さい!

株式会社メイク ストーン取扱ページはこちらから

エルドラドクォーツ

写真出典”株式会社メイク カタログ”

一番一般的に使われているブラジル原産の乱形石です。

色がイエロー・ピンク・ビアンコ・ヴェルデの4種類あり、明るい色味があるのが特徴。

比較的に形も綺麗で加工もしやすく世界的に人気の高い乱形石です。

デュオストーン

豊富なカラーと種類があるのが特徴のデュオストーン。

エルドラドクオーツには無いようなダークトーンの色やモダンな色があるのも特徴。

比較的形や厚さが安定していないため、施工には熟練の技術が必要になります。

ジャワ鉄平

写真出典”株式会社メイク カタログ”

インドネシア・ジャワ島が原産の乱形石

比較的硬いので、車庫や重いものが乗るところにも向いている。

落ち着いた色合い・質感なので和風の雰囲気ともマッチするのが特徴です。

乱張りのメリット・デメリット

乱形石張りのメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。

メリット

お庭に彩りが出る

これはわざわざ書く事でもないかもしれませんが、お庭を彩る事が出来ます。

味気ないお庭にしたくない場合は乱張りを検討してみてはいかがでしょうか?

世界に一つのデザイン

乱形石はタイルなどとは違い、自然のままの状態なので同じ形の石は一つもありません。

同じ種類でも色味が微妙に異なってくるので、全く同じデザインになる事はございません。

お庭に取り入れるだけで世界に一つしかないデザインになります。

自然素材だからこその暖かみ

石一つ一つとっても、角があったり丸くなっていたり。一つ一つ違うので自然素材ならではの暖かみが感じられます。

無機質なお庭に少し取り入れるだけで劇的に暖かみのあるお庭になる事もあります。

デメリット

職人の腕に左右されやすい

乱張りは正直に言って、プロでも上手に施工できる方は限られています。なので、あまり経験のない業者にお願いしたら納得のいかない仕上がりだった。なんて話もよく聞きます。

簡単にやり直しのできる施工じゃないだけに施工してもらう業者様は慎重に選びましょう。

比較的予算がかさむ

乱張りは材料費も安くありませんし、施工手間もかかりその分時間もかかるため、費用が高くなってしまいがちです。

予算がオーバーしてしまいそうなら、ポイントを決めて配置するなどを検討しましょう。

石が割れる可能性がある

石自体の厚みもまちまちなので、下地をしっかりしていてもどうしても割れる可能性は拭えません。

特に駐車場などの重いものが乗るような場所では、石が割れやすいので注意が必要です。

駐車場に乱張りを施したい場合はタイヤの乗らない所や、ポイントで所々配置する事をオススメします。

乱形石の施工方法

乱形石の施工方法を簡単にご説明いたします。

1、下地のコンクリートを打つ

 乱形石を張る前に、下地としてコンクリートを打ちます。

 重いものが乗る場合は厚めにして鉄筋メッシュを入れたり、どんな用途で使用するかによって下地を調整しましょう。

2、乱形石を張る

 モルタルで1枚1枚丁寧に張っていきます。

 目地を均一にし、バッテンや長い直線が出ないように注意して張りましょう。

3、目地詰め

 目地と呼ばれる石と石の間の隙間に目地剤を詰めます。

 目地剤は白やグレー・黒など何種類かあるので石の雰囲気と照らし合わせて検討しましょう。

4、拭き上げ

 目地を詰めた後は必ず、1枚1枚スポンジや金ブラシを使用して丁寧に汚れを取りましょう。

 ここを疎かにすると仕上がりが悪くなりますので必ず丁寧に行いましょう!

5、完成

これで完成です!手順としてはこれだけになります。

乱張りは素人でもできるのか?

たまにお客様から

乱張りは自分達で出来ないですか?

と言われる事がございます。

しかし、結論から言うと出来なくはないがオススメしません

乱張りは、手順としては単純ですが、熟練の技術を必要とするので素人の方には中々難しいかも知れません。

乱張りはお庭の外構の中でも1・2を争うぐらい職人の腕に左右されます。

街中にある乱形石を施工したお家を見ても、たまにひどく汚い乱張りも見受けられます。

手順自体は単純なので、小さい範囲やちょっとした所ならご自分でも施工する事は出来ると思いますが、乱張りに関してはプロにお願いする事をオススメします!

乱張りの活用方法

乱張りの活用方法をグリプラの施工例を上げながらご紹介させていただきたいと思います。

アプローチ

アプローチとは人が歩く歩道のことを指します。

アプローチを全体を乱形石にする事で彩りのあるアプローチになります。

ポイント施工

全体に敷くだけでなく、ポイント毎に乱形石を配置することによりメリハリのあるデザインにすることができます。

乱張りは他の石や施工方法と組み合わさる事で更に引き立つので他の材料と組み合わせるのもオススメです。

目地化粧施工

目地に化粧砂利を入れ込む事で、一味違ったデザインになります。

単調な目地を好まない場合はこちらをオススメします。

壁面乱貼り施工

乱形石は地面だけでなく、壁面にも設置する事が出来ます。

乱形石を使用したお庭では、壁面にも乱形石を配置する事で繋がりを持たせる事ができます。

応用編

ただ乱形跡を張るだけではなく、貼り方自体をデザインする事で一味違った風合いなります。

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございます。

今回は「乱張り」「乱形石」について書かせて頂きました。

聞いた事があるけどあんま知らない。という方も多いと思いますので、この記事で少しでも「乱張りについて知れた!」と思って頂けたら幸いです。

乱張りはお庭を劇的に変化させられる施工方法です。

そんな乱張りの知識と活用法を少し知っているだけで、お庭のデザインの幅が広がるのではないかと思います。

上手くお庭に乱張りを活用して素敵なお庭にしましょう!

それではまた次回!

ありがとうございました!

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