目隠しフェンスのデメリット!注意点と対策!

はじめに

皆さんこんにちは!

神奈川県横浜市旭区の造園会社(株)グリーンプランニング(グリプラ)が定期的に掲載しているグリプラコラムです。

当コラムでは、実際にお客様から寄せられたお悩みを基に、お庭に関するお悩みを解決するべく書かせて頂いております。

今回は「目隠しフンスのデメリットと注意点!」について書かせていただきたいと思います。

お庭が丸見えなのは嫌だから、目隠しフェンスを設置したい!

なんて方も多いですよね!

実際に目隠しフェンスの設置工事もたくさん施工していますし、目隠しフェンスを設置する事自体には何の問題もありません。

しかし、目隠しフェンスに関してのデメリットや注意点を知らないお客さんが多く見受けられました。

安心安全なお庭生活を送る為にはデメリットや注意点を知る事が大事です。

皆様が安全に目隠しフェンスを設置できる様、少しでもお力になれたらと思います!

よろしくお願いします!

この記事はこんな方にオススメ!

・目隠しフェンスを設置検討中の方

・安全なお庭生活を送りたい

・目隠しフェンスの注意点が知りたい

目隠しフェンスとは?

まずは目隠しフェンスを知らない方の為に簡単にご説明いたします。

目隠しフェンスとは、、

その名の通り、「お庭を見えない様に目隠しを目的としたフェンスです。」

主に目隠しのために設置されたフェンスの事を目隠しフェンスと呼びます

目隠しフェンスを使った施工例

この画像の右側に見えるフェンスが目隠しフェンスです。

主に隣地との目隠しのために設置してあります。

目隠しフェンスのメリット

デメリットをご紹介する前にメリットについても解説いたします。

お庭内のプライバシーが守れる

お庭が隣地に接している事も多いので、何も設置しないと丸見えになってしまいます。

そんな時は、目隠しフェンスを設置する事でお庭のプライバシーを守ることができます

お庭の外観が良くなる

お庭にフェンスを設置することになるので、シンプルに外観が整います。

フェンスにもいろんな種類や形があるので、様々な形でお庭を彩ることができます。

お庭の楽しみ方が広がる

上記の画像にもありますが、フェンスを設置する事でフェンスに壁掛けプランターを掛けたり、新たなお庭の楽しみが増えます。

フェンスに物を飾ったりする事で、平面的だったお庭が一気に立体的になる事もあります。

また、人目を気にせずお庭に出れるので、お庭に出る機会も増えることもあると思います。

目隠しフェンスのデメリット

それでは目隠しフェンスのデメリットをご紹介いたします。

完全に目隠しをする事で逆に危険性が高まる?

これは意外と見落としがちな「目隠しフェンス最大の落とし穴」なのですが、

「完全に外からお庭を見えなくする」という事は「完全にお庭から外が見えなくなる」という事です。

それのどこが問題なのかというと、完全に目隠しをすると外に人がいてもわからないという事です

例えば、不審者がフェンスの向こう側にいてもこちらからは気づくことができません。

なので、完全に目隠しをするという事は逆に危険性を高めかねません。

台風(強風)の被害を受けやすい

近年、台風による自然災害が多発しています。

そんな中で、「台風でフェンスが倒れたから直して欲しい。」というお問い合わせも少なくありません。

経年による劣化での損傷や倒壊ならどのフェンスにもあり得ますが、

強風で倒れた。という被害の場合のほとんどが目隠しフェンスでした。

より目隠し度を高めようとするとその分板と板の間隔が狭くなります。

そうすると風が通らず、風の影響を受けやすくなってしまいます。

日当たりが悪くなる

目隠しフェンスを設置する事でお庭の日当たりが悪くなってしまうことがあります。

後から設置した場合は、もともと植えていた植物に陽が当たらなくなってしまう可能性もあります

開放感がなくなりお庭が狭く感じる

向こう側が見えない。という事は、お庭の景観がお庭だけで完結してしまいます。

そうすると、お庭に圧迫感が出てお庭が狭く感じてしまうことがあります

POINT!

デメリットをしっかり理解して対策をしましょう!

目隠しフェンスの注意点と対策!

デメリットを理解してしっかり対策をすれば、目隠しフェンスはとても効果的です。

先ほど挙げたデメリットを基に対策をご紹介します。

完全な目隠しは避けましょう!

逆に危険性が高まる?という点をデメリットにあげましたが、出来るだけ完全な目隠しは避けるようにしましょう。

最低でも向こう側に人がいることが認識できる程度の目隠しがオススメです。

どうしても人目を避けたい場合は、向こう側のおおよその目線の位置にフェンスを設置して足元は空ける。などの工夫をしましょう!

風が通るフェンスにしましょう!

強風の影響を受けてしまうフェンスは危険なので、必ず風が通るフェンスにしましょう!

既製品の目隠しフェンスを設置する場合は必ず風が通るデザインなのかを確認してから設置した方が良いです。

画像引用 ”LIXIL カタログ サニーブリーズフェンス”より

上記の画像のように、目隠し度が高くても風が抜けるように工夫して作られたフェンスもあります。

しかし、強風が来てしまうと上記の画像のような構造でも、風を受ける面積が多くて耐えられないと思うので、できればある程度目地が空いたフェンスの方がオススメです。

高さや植物の位置はしっかり確認しましょう

陽当たりが悪くなると植物は育ちません。

なので、植物の位置や日照の条件をしっかり確認した上で目隠しフェンスを設置しましょう!

逆に植物を植える時にも、フェンスによる日照条件がどうなるかを確認した上で植えましょう。

圧迫感が嫌なら広めの目地のフェンスを

フェンスの目地の間隔が狭まれば狭まるほど、圧迫感が増しお庭が狭く感じることがあります。

そういった圧迫感を避けたいのであれば、目地が広めのフェンスを設置しましょう。

その上でしっかり目隠ししたい場合は、隣地の人の目線の所だけ目地の間隔を狭めるのも方法の一つです。

お隣さんには必ずフェンス設置の旨を伝えましょう

ここも最大の落とし穴かもしれません。

フェンスを設置するという事は向こうから見てもフェンスができるという事です。

必ずお隣さんにフェンスを設置する旨を伝えてから設置しましょう!

自分の家の敷居でも、法律上では後から建てたものに関しては意見が優先されないケースが多いです。

例えば、許可なく目隠しフェンスを設置して、お隣さんに何らかの理由があり、どうしても外してほしい。と言われたら撤去することになってしまいます。

なので、目隠しフェンスを設置した後にそうならないためにも事前に了承を得てからにしましょう!

POINT!

完全な隙間のない目隠しフェンスは避けましょう!

設置の際は日照条件やお庭の環境などをしっかり考え、

隣の方に許可を得てからにしましょう!

目隠し効果が高くて風も通すフェンスのデザイン例

既製品のフェンスでは加工することが難しいので、ウッドフェンスを使った目隠し効果が固くて風も通すようなデザイン例をご紹介します。

グリプラでの施工例

こちらのフェンスはパッと見では完全な目隠しフェンスですが、交互に板を張っているので正面からは見えないが、少し角度を変えたら向こうが確認できるようになっています。

風の通り道も十分にあるので、完全に目隠しをしたい場合にはこのデザインはオススメです。

グリプラ施工例

全体にフェンスを施すのではなくて、気になる所だけに目隠しフェンスを設置するのも効果的です。

フェンスの幅を狭くする事で、風の抵抗を受ける範囲を少なくすることもできます。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

目隠しフェンスにも様々なメリットデメリットが存在します。

メリットに関しては認知されがちですが、デメリットを知る事で、より安心安全なお庭ライフを送れるのではないでしょうか?

デメリットを知り、対策をとる事で目隠しフェンスはとても有効なお庭を彩る手段になります。

逆に、対策を取らずに設置すると、後々痛い目を見るかもしれません。

そうならない為にも今回の記事が少しでもお力になればと思います。

グリプラでも目隠しフェンスの施工は行なっておりますので、何か気になる事がございましたらお気軽にご連絡下さい。

それではまた次回!

ありがとうございました!

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