ウッドデッキ風樹脂製デッキのデメリット!

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はじめに

皆さんこんにちは!

神奈川県横浜市旭区の造園会社(株)グリーンプランニング(グリプラ)が定期的に掲載しているグリプラコラムです。

当コラムでは、実際にお客様から寄せられたお悩みを基に、お庭に関するお悩みを解決するべく書かせて頂いております。

今回は「ウッドデッキ風樹脂製デッキのデメリット」について書かせていただきたいと思います。

近年、ウッドデッキに変わって、ウッドデッキ風の樹脂製デッキが流行っています。

ウッドと違って腐らず、手入れもいらないから良い事だらけ!

と最近は樹脂製のデッキをお庭に設置している方も多く見受けられます。

しかし実際に「樹脂製デッキのデメリット」までご理解している方は多くありません。

ネットなどを見てもあまりデメリットについては載ってなかったので今回はこの記事を書こうと思いました。

最初に言っておきますが、決して樹脂製デッキを否定するわけではないです!

しかし、安心して樹脂製デッキをお庭に設置するにはデメリットを理解した上で設置を検討したほうがいいのではないかと思います。

少しでもこの記事が素敵なお庭造りの参考になればと思います!

それではよろしくお願いします!

この記事はこんな方にオススメ

・現在樹脂製デッキの設置を検討している

・樹脂製デッキのデメリットが知りたい

・デメリットを理解した上で安心して設置したい

ウッドデッキ風樹脂製デッキとは?

”画像引用 LIXIL 樹ら楽ステージ” より

一般的なウッドデッキは天然の木で作られた木材を使用して作られるのに対して、

樹脂製デッキはその名の通り「樹脂」でウッド風に作られた素材を使用し、主に「樹脂」に「木粉」を混ぜたウッド風の樹脂を使用します。

樹脂に木粉を混ぜているのでほのかに木の香りもしますし、触ってみると磨いた木材のような肌触りです。

見た目ではあまり木材と区別がつかないくらいの出来なので、みなさんが街中で見かけたウッドデッキの中にも樹脂製デッキは紛れていると思います。

樹脂製デッキはなぜ人気なのか?

実際に近年では樹脂製のデッキが流行っており、樹脂製のデッキを購入する方の多くの理由は、

・天然木と違って腐らない

・手入れがいらない

・見た目が綺麗

この3点が最も多く見受けられます。

一見メリットだけを見れば完璧なような樹脂製デッキですが、このメリットの中にも裏を返せばデメリットが潜んでいます。

樹脂製デッキのデメリット

それでは樹脂製デッキのデメリットをご紹介したいと思います。

※あくまでも樹脂製デッキを否定しているのではありません。

費用が大幅に高くなる

これは樹脂製デッキの大きなデメリットです。

同じ面積のデッキを天然木と樹脂製ウッドで作った場合に天然木と比べて費用は3〜5倍ほどになると言っても過言ではないです。

その理由としては、「材料費が高い」「設置が面倒なので人件費がかさむ」が挙げられます。

天然木に対して、樹脂製ウッドは圧倒的に材料費が高いです。また、気軽にホームセンターなどで購入することができない点でも材料費が高くなる要因の一つだと思います。

天然木と比べて、加工や設置が大変なので、その分日数がかかってしまい人件費もかさんでしまいます。

なので、天然木と比べると全体的に費用が高くなってしまいます。

夏場は非常に熱くなる

樹脂製デッキのメリットとして「腐らない」と言う点が挙げられます。

確かに天然木と違って腐ることは無いですが、天然のものでは無いので「熱を逃す」ことが出来ません。

天然木であれば、熱を吸収して逃すという事が出来るのですが、樹脂製デッキは熱を浴び続けたままになってしまいます。

その為、夏場は高温になってしまうので裸足で乗るのは少し危険なほどになってしまいます。

特に、小さなお子様やペットがいるご家庭にはオススメができません。

色褪せをしても塗り直しができない

こちらもメリットとして「手入れがいらない」を挙げましたが、裏を返せば「手入れができない」という事です

樹脂製デッキは基本的には樹脂の作成の段階で色を入れてるので、後から色を塗ることは禁止されています。

その為、色が褪せてしまっても塗り直しができない為、色が褪せたままになってしまいます。

「樹脂だからそこまで色褪せはしないのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、色褪せは起こります。

色褪せの具合は体感的にあまり天然木などと大差は無い感じがします。

部分修復が難しい

樹脂製デッキは基本的にしっかりとした施工の説明書があり、ここにはこの材料を使ってくださいと手順が決まっています。

なので例えば、「ここだけ傷つけちゃったから取り替えたい」と思った時にも、

天然木であれば、そこを切って新たな木材を加工してビスで打ち付ければいいのですが、樹脂製デッキは場所によってはそれが難しいです。

材料も止める金具も決まっていて、下手に加工が出来ないので部分的に修復となると様々な手順を踏まなければなりません。

耐用年数は20年と言われているが・・・

一般的には樹脂製デッキ耐用年数は20年ほどと言われていますが、、正直に言って樹脂製デッキの歴史はそこまで深くありません。

なので、20年経った後の状態を正確には測れていない。というのが現状です。

様々なデータから20年と計算されているのだと思いますが、実際に20年経っていないのでなんとも言えない。というのは少し不安ですよね。

実際に欧米ではそういったところが問題になっているそうです。

天然木であれば同じ金額を出せばその20年で3回ぐらいは作り変えが出来てしまうのも現実です。

メリットとデメリットを天秤にかけよう!

ここまでデメリットだけを挙げると設置しない方がいい。と思ってしまうかもしれませんが、樹脂製デッキが持つメリットと比較した上で設置を検討しましょう!

お子様が大きくなったら撤去する可能性がある場合は設置をやめたり、

陽の当たらない場所に設置を検討してみたり、

しっかりとデメリットを理解した上でメリットと比較して検討しましょう!

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?

何事もメリットばかり考えていると後で痛い目を見てしまう可能性がございます。

樹脂製デッキもしっかりとデメリットを理解して検討する事で安心して設置ができるのではないでしょうか?

何度も言いますが、樹脂製デッキを否定している訳ではございません。

デメリットを知る事で、より素敵なお庭ライフにするための参考になればと思います。

グリプラでも樹脂製デッキの施工は行なっておりますので、何か気になる事がございましたらお気軽にご連絡下さい。

それではまた次回!

ありがとうございました!

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