ウッドデッキ・ウッドフェンスの正しい手入れ(塗装)の仕方と注意点

はじめに

こんにちは!

グリプラコラムとは横浜の造園会社グリープランニング(グリプラ)が定期掲載しているお庭に関するコラムです。

グリプラコラム第3回目は「ウッドデッキ・ウッドフェンスの正しい手入れ(塗装)の仕方と注意点」

をテーマに書いていきたいと思います。

前回のコラムでは「ハードウッドとソフトウッドどちらがいいの?」をテーマに書かせて頂き、その中で定期的に手入れが必要なことに触れたのですが、手入れの方法に関しては書ききれなかったので、今回書かせて頂こうと思います。

前回の記事も合わせて読んで頂くとウッドへの理解が深まると思いますので、興味のある方は読んでみて下さい。

という事で今回はウッドのお手入れについて書いていきます。

というのも、意外とウッドをお庭に取り入れたけど、どうしていいか分からない!という方が多いんですね。

業者側も「年に1回ぐらいは塗り直しが必要ですよ〜」とは言うものの、塗装の仕方まで教える事は中々ないと思います。

なので今回は、お手入れ方法から塗装の仕方まで、出来るだけわかりやすく書いていきたいと思います。

この記事はこんな方にオススメ!

・庭にウッド製品があるけどどうしたらいいか分からない!

・ウッドを検討中だけど手入れの仕方を知っておきたい!

・正しいウッド塗装の仕方ってどうやるの?

ウッドのお手入れに関する予備知識

前回の記事にも書いたのですが、ウッド製品には大きく分けて2つに分けられます。

ハードウッドなのか、ソフトウッドなのか。

この2つに分けられるのですが、基本的にハードウッドは「手入れ不要」と言われているので、今回はソフトウッド主体で書いていきたいと思います。

(※ハードウッドも手入れ不要と言われていますが掃除などはした方がいいです!)

前回の記事はこちら「ソフトウッドとハードウッドってどっちが良いの?」

なぜ手入れが必要なのか?

面倒だし手入れしなくても大丈夫でしょ!

このような考えを持った方も少なくないと思います。実際に施工後は手付かずにするお客様の方が多いようにも感じます。

お手入れをすると言っても、貴重な休日を使うわけですから中々手を付けられない気持ちも分かります。

ですが、これだけは言えるのですが、

「絶対に定期的に手入れをした方がいいです!」

この手入れをするかしないかで3年後・5年後・10年後には大きな差となって現れます。

グリプラのお客様でもソフトウッドでウッドデッキを作って10年以上経つお客様がいらっしゃいます。

そのお客様は毎年塗り直しのご依頼を頂き、きちんと塗り直しをするので、10年以上経っても腐らずに綺麗に使えています。

10年経っても毎年塗り直しをしているので綺麗なウッドデッキ

なぜ手入れが必要なの?と聞かれたら、簡単に言うと「少しでも長持ちさせるため」です。

手入れをしないと、その分塗装も剥げて劣化が早くなります。

塗装がはげる→腐るのが早くなる→壊れる。この連鎖に陥らないためにもお手入れは必要だと考えます。

木が腐って壊れてしまったウッドデッキの例

確実なのは毎年プロに依頼するのが確実ですが、その分数万円の予算もかかります。

プロに頼むとお金がかかるから自分で出来ないかなぁ?

なんてお客様と多いと思いますので、今回は自分で出来るお手入れの方法についても書いていきたいと思います。

塗り直しはどのくらいの頻度が最適なのか?

これはお住みの地域の環境や、使用状況でも変わってくるのですが、

最低でも1年に1回は塗り直しましょう!

最低でも年に1回ですが、余裕があれば1年に1回と言わず塗り直しても構いません。

グリプラでもそうですが、大体の業者様はソフトウッドでウッド製品を作る時には、「防腐剤入り塗料」を使って塗装をします。

防腐剤入り塗料というのは、字の通り「腐るのを妨げ遅らせる効果」がある塗料となります。

この「防腐剤入り塗料が剥げる」という事は、「防腐剤の効力が切れる」と同じ事なのでその分腐るのも早くなります。

POINT!

長持ちさせたいのであれば定期的にお手入れをしましょう!

ウッドの手入れの方法

ここまではウッドのお手入れがいかに大事か。についてお話しさせて頂きましたが、ここからは肝心のお手入れの方法について書いていこうと思います。

基本的には「掃除」「塗装」に分かれますので、その手順や注意点をご説明致します。

ウッドの「掃除」の方法

一般的なお掃除のイメージと大体同じで、ほうき・水・デッキブラシなどを使用して掃除をしていくのですが、その際に注意点やポイントがありますので簡単に解説していきたいと思います。

手順

1. ほうきやデッキブラシで全体のごみを掃く

 まずはホコリやゴミをざっと取ってしまいましょう。この時に必ず、木目に沿って行ってください。木目に沿ってほうき掛けをする事で、木目の隙間に入っている汚れを取ることが出来ます。

2. 水でゴミを取る

 全体的にホースで流して汚れをとりましょう。この時にほうきで取り切れなかった汚れも水の力で流せますので、ほうきを掛ける必要がなさそうなら初めからホースで汚れを落としてしまっても構いません。

3. デッキブラシやブラシでこする

 これも必ず「木目に沿って」ブラシでこすりましょう。そうする事によって汚れが取りやすくなります。この時に注意したいのはステンレスのブラシなどの硬い素材の物で思いっきり擦ってしまうと、塗装が剥げてしまいます。一般的なデッキブラシなどで多少強めに擦る分には問題ないので、固すぎない素材のブラシで擦りましょう。

しつこい汚れの対処法

ウッドは元々自然の物なので、日光や水分などのあらゆる物を吸収します。なので中にはデッキブラシで擦っても落ちない汚れもあると思います。

そんな汚れは、紙ヤスリで擦って塗装ごと剥がしてから塗り直しましょう。この方法が一番確実に汚れが取れます。その際は必ず擦った箇所は塗りなおす事を忘れないようにしましょう。

POINT!

何事も木目に沿ってやることが大事です。

掃除で取れない汚れは思い切って削って塗り直しましょう!

ウッドの「塗装」について

塗装の手順を説明する前に、

塗料はどれを選べばいいの?

という方もいらっしゃると思いますので、まずは塗料について軽くご説明させて頂きます。

塗料の種類

大きく分けて2種類の塗料があります。

・浸透性塗料(オイルステインなどのステイン系塗料)

 こちらの塗料は「木材に浸透する」のが特徴で、表面だけでなく木材の中まで塗料が入り込みます。

 仕上がりは木目が浮き出るような仕上がりになります。

・造膜性塗料(ペンキ)

 こちらは浸透せずに、「木材の表面に膜を張る」ように塗れます。その為、木材をコーティングして守ってくれるようなイメージになります。

 仕上がりは木目が消え、色がはっきり出るような仕上がりになります。 

どちらがお庭のウッドに向いているのか?

まずは大前提として、「ウッドは呼吸をする」という事を覚えておきましょう。

元々ウッドは自然の物で、呼吸をして生きています。それは加工後も変わらずに呼吸をします。

なので、ペンキなどの造膜系塗料を使うと呼吸ができなくなってしまいます。その為、木材の劣化を促進させてしまう恐れがあります。

ですが、造膜系塗料は多少防水の効果もありますので、水回りの近くなどの水に当たる場所には適していますね。

結論を言うと、水がよく当たる場所でない場合は、「浸透性塗料がオススメです。

また、水性ではなく油性がオススメです。水性の方が簡単に塗れますが、水性だとあまり浸透しないので、屋外でのウッド製品なら油性をお勧めします。

最近はホームセンターでも防腐剤入り塗料が売っているので防腐剤入り塗料ならなお良いです。

POINT!

塗料は、浸透性の防腐剤入り油性塗料がオススメ

(キシラデコールやナフタデコール)

ウッドの塗装の方法

それではウッドの塗装の手順をご紹介したいと思います。

手順

1 まずは掃除をしてしっかり汚れを取る。

 この工程をやらずにいきなり塗装する方が多いですが、表面上のゴミを取らないとしっかり塗料が入らず、仕上がりが汚くなってしまう事があります。

 前述した通り掃除をすれば問題ないです。

2 しっかり乾かす

 表面が濡れていると、塗料が乗らないので掃除後はしっかり乾いてから塗装を開始しましょう

3 木目に沿って塗装する

 必ず木目に沿って筆を動かしましょう! 木目に沿って塗らなくても塗れますが、しっかり塗料がウッドに浸透しません。木目の隙間に筆を入れる様なイメージで塗りましょう!

4 しっかり乾かす

 2日くらいはそのまましっかり乾かした方が良いです。乾いたかな?と思って靴で乗ってしまうと足跡が付いてしまう。なんて事もよくあるので塗装をしたら最低2日はそのままにしておきましょう

 ※必ず晴れた日に行いましょう!乾く前に雨が降ると雨の跡が付き、塗料が流れてしまいます!

5 (2度目の塗装)※余裕があれば

 浸透性塗料は木材に浸透しますが、人によっては「あれ?薄くない?」と感じる方もいると思います。なので塗料や時間に余裕がある場合には2度塗りをするのが理想です。1度目に浸透させ2度目に色をしっかり乗せる様なイメージです。3・4の工程を繰り返しましょう!

6 完成!!

 しっかり乾いたら作業完了です。

ウッド塗装の注意点

・塗装の前にしっかりゴミを取る!  ・木目に沿って塗装する!

・連続して晴れそうな日に行う!  ・塗装後はしっかり乾かす!

まとめ

ここまで読んで頂き有難うございます。

2週にわたってウッドについて書かせて頂きましたが

「ウッドって意外と手入れや考える事が多くて大変だな。」と思った方も少なくないと思います。

ですが、その手間も含めて楽しめるのがお庭ではないでしょうか?

塗装が剥げ、木材が劣化していく様も、言い換えれば「味」になります。

近年、アンティークの家具が流行っている様に、日に日に変わりゆくウッドの「味」も楽しめる様なお庭も素敵ですよね。

まあ、腐ってしまっては良くないので限度はありますが。。

「味のある庭」になるか「汚い庭」になるかはお手入れ次第という事ですね!

という事で今回はウッドのお手入れの方法について書かせて頂きました。

少しでもウッドについて悩んでいる方のお力になれれば良いなと思います。

何か分からない事や気になる事がございましたら、お気軽にご連絡下さい。

閲覧頂き有難うございました!

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