ジョリパットとは?特徴・メリット・仕上げパターン・施工例
はじめに
みなさんこんにちわ!
神奈川県横浜市旭区の造園会社(株)グリーンプランニング(グリプラ)が定期的に掲載しているグリプラコラムです。
当コラムでは、実際にお客様から寄せられたお悩みを基に、お庭に関するお悩みを解決するべく書かせて頂いております。
今回は「ジョリパット」をテーマにコラムを書かせて頂きたいと思います。
お庭を検討中のお客様や、ガーデニングに興味のある方なら一度は聞いたこともあるかもしれません。
お庭を効果的に彩ことができるジョリパット。
今回はそんなジョリパットの知識や特徴・メリット・仕上げパターンの例を書いていきたいと思います。
それではよろしくお願いします!
この記事はこんな方にオススメ
・ジョリパットについて知りたい。
・壁や門壁の仕上げを検討している
・お庭を彩る方法を知りたい。
ジョリパットとは
AICA工業が販売している、内装外装問わずに壁に塗ることが出来る壁材の商品名です。
よく聞く「ジョリパット仕上げ」というのはAICA工業の「ジョリパット」という商品で仕上げますよ。と言う事です。
元々はフランスで生まれたのですが、国内では住宅などの製品を販売しているAICA工業が販売を行なっています。
ジョリパットの特徴
多彩で多用途なジョリパットには様々な特徴がございます。
そんなジョリパットの特徴をいくつかご紹介します。
種類が豊富
ジョリパットは内装用・外装用・強度の高い物など、種類が豊富であらゆる場面に使用することができます。
下記がジョリパットの種類の一部です。
・ジョリパットアルファ
内装・外装どちらでも対応出来る一番使われる種類
・ジョリパットインフィニティ∞
日光などによる退色がしにくい高耐候タイプ
・ジョリパット消臭・抗菌
内装で使用し、消臭効果と抗菌作用がある種類
他にも、冬期の施工に適して種類や天然の土を混合した種類など、様々な種類があります。
色の種類が豊富
ジョリパットは色の種類が豊富なのも特徴の一つです。
180以上のカラーがある為、その都度最適な色を見つけることができます。
この画像はホワイトからブラックまでの色見本ですが、これはほんの一部になります。
環境に配慮した壁材
ジョリパットは、ホルムアルデヒドの放散量がもっとも少ない等級F☆☆☆☆を取得しています。さらにホルムアルデヒドの吸着・分解や、調湿性能を有するジョリパットシルキーパレット、消臭・抗菌効果を付与したジョリパット消臭・抗菌など健康に配慮した商品も充実しています。
AICA工業 ジョリパット商品ページより引用
と記載されている通り、環境や健康に配慮してありますので、内装で使用する際にも安心して使用する事が出来ます。
ジョリパットのメリット
ここではジョリパットのメリットをご紹介致します。
上記の特徴も含めてメリットをご紹介したいと思います。
色や種類が豊富
これは先ほど特徴で挙げましたが、色や種類が豊富なのは大きなメリットです。
外装で使いたい時、内装で使いたい時、微妙な色の違いを表現したい時、どんな時でも最適な種類を使用する事が出来ます。
10種類以上の種類と180色以上のカラーパターンに加えて、仕上げの方法(柄の付け方)もたくさんあるので、様々な理想を叶えてくれます。
デザイン性が高い
「ジョリパット仕上げ」と言っても、仕上げの方法はたくさんあります。
コテで綺麗に仕上げたり、あえて柄をつけたり、専用のローラーで柄をつけたり、櫛やブラシで模様をつけたり、様々な仕上げパターンでデザインする事が出来ます。
仕上げの方法は自由なので、あなただけのオリジナルの仕上げ方を試してみるのもいいかもしれません。
※コラム下部に仕上げパターンの例が載せてあります。
耐久性が高い
ジョリパットの耐用年数はおよそ10〜15年と言われていて、AICA工業の商品ページにはこのように記載してあります。
色あせがしにくい「耐候性」、下地のひび割れに追従する「可とう性」、汚れが付きにくい「低汚染性」、不燃材料認定を取得している「不燃性」など多彩な機能とバリエーションを展開。壁面の長期の耐久性と美観維持を実現し、建物の資産価値を保ちます。
AICA工業 ジョリパット商品ページより引用
例えば、陽のよく当たる場所ならば耐候性の高い種類を使用し、内装で使うなら不燃性の種類を使用するなど、その都度適した種類を使用する事で耐用年数を長く保つ事ができます。
専用の塗料で塗り直しが可能
施工してから数年経つと、もちろん色褪せしたり汚れが目立ってきます。
そんな時は専用の塗料を使う事で簡単に塗りなおす事が出来るので、施工したての様な仕上がりにする事が出来ます。
ただし、ひび割れたり剥がれたりしたら補修やジョリパット自体の塗り直しを検討しましょう。
仕上げのパターンによってはそのまま上からジョリパットを塗り直す事も可能です。
環境に配慮されている
こちらも特徴で挙げましたが、環境に配慮されている事はとても大きなメリットです。
近年では、壁材などの建築資材から有害物質が排出されてしまう問題も少なくありませんが、ジョリパットは問題なく使用できます。
また、種類によっては低汚染タイプや、消臭抗菌タイプもあるので、より環境や健康に配慮した施工が可能です。
施工の仕方がわかればDIY感覚で出来る
正しい施工の方法さえわかればご自分でも施工できてしまうのもジョロパットのメリットと言えます。
プロがやる様なピシッと柄をつけたりする事は熟練の技術を要するので難しいですが、ある程度大雑把に塗っても味のあるデザインになります。
海外の飲食店の壁なんかはあえて大雑把に塗って味を出している所もあります。
なので、初心者の方が大胆に大雑把に塗ってもそれが味のあるデザインになるかもしれません。
また、専用のローラーを使う事で柄をつける事も出来ます。
デメリット
デメリットや注意点に関しては後日、別の記事で詳しく書きたいと思いますので、今回は箇条書き程度にご紹介します。
そちらのコラムも合わせて読んで頂けたら、より理解が深まるかと思います!
・ひび割れをする
・色によっては汚れが目立つ
・仕上げのパターンによっては埃がたまる
・高圧洗浄はNG
・施工費用が高い
と、軽く挙げただけでも様々なデメリットがあります。
便利でデザイン性が高い分、デメリットもしっかりありますのでデメリットを知った上で検討しましょう!
ジョリパットの仕上げパターン
ジョリパットにはたくさんの仕上げパターンが存在します。
そんな仕上げのパターンを実際のAICA工業の製品カタログから抜粋していくつか解説いたします。
コテ仕上げ
コテを使用して柄をつけたパターン例です。
ジョリパット仕上げの中でも一番ポピュラーで、よく目にするパターンです。
画像左のワイルドランダムや左下部の連波などは特によく見かけます。
比較的ランダムにコテで柄をつけた時に右下部のアールテスタの様な柄になります。
ほうき・ブラシ・櫛目ゴテ仕上げ
ほうきやブラシ・櫛目のついたコテで仕上げたパターン例です。
ほうきやブラシ・櫛目のついたコテで仕上げると、細かいラインがたくさん入った様なデザインにする事が出来ます。
ブラシの種類などによって、ラインの感覚や本数が変わってくるので様々な柄にする事が出来ます。
スプレー仕上げ
高圧スプレーを使った「吹き付け」と呼ばれる仕上げのパターンです。
吹き付けるジョリパットの粒の大きさを変える事で、デザインが変わります。
また、吹き付けた後にコテで均す事で画像右にあるスタッコの様なデザインにもなります。
ローラー仕上げ
専用のローラーを使用して柄をつけるローラー仕上げのパターンです。
ジョリパットには様々な形の専用ローラーがあり、そのローラーを使用する事で柄をつける事が出来ます。
ローラーをなで付けるだけで様々な柄に出来るのもジョリパットが選ばれる特徴の一つです。
ジョリパットを使用した施工例
ここでは実際にグリプラで過去にジョリパットを使用して施工したお庭の施工例をいくつかご紹介したいと思います。
こちらは門壁にクリーム色のジョリパットを使用してローラーで仕上げ他デザイン。
ローラーを使用する事でコテ跡がなく、凹凸のあるデザインになります。
クリーム色を用いる事で、ブラウンの木材が際立ち、大きな門壁が優しい印象になりました。
こちらはあるアパートの表札と共にレンガ・乱形石・ジョリパット仕上げたデザイン。
ホワイトのジョリパットをコテで仕上げています。
レンガ・乱形石の色味をホワイトのジョリパットで引き締めてまとまりが出ました。
こちらはお庭の門壁や壁となる所全てにジョリパットを施したデザイン。
全てホワイトのジョリパットをローラーで仕上げて多少柄をつけています。
お庭全体をホワイトのジョリパットで彩る事で、全体が明るい印象になりました。
これはお庭に元々あったブロック塀にジョリパットを塗った例。
オレンジに近いクリーム色のジョリパットをあえてコテ跡を残す様に塗ってあります。
こうすることによって荒々しいデザインになり、周りの乱雑な植物とも調和が取れる様になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はジョリパットの特徴・メリット・仕上げパターンについて書かせて頂きました。
種類や色、仕上げパターンを組み合わせると無限のデザイン性があるジョリパットだからこそ、少しでも参考になればと思います。
デメリットや注意点に関してはまた後日書かせて頂きますので、そちらも合わせて読んで頂いて、より知識を深めた上でジョリパット仕上げを検討して頂けたらと思います。
グリプラでもたくさんのジョリパット仕上げを施工していますので、何か気になる事やわからない事がございましたらお気軽にご相談下さい。
それではまた次回!
ありがとうございました!
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